はじめに

「生前整理」と聞くと、大がかりで難しそう…そんな風に感じる方も多いのではないでしょうか。
でも実際には「少しずつ始めれば、自分にも家族にもメリットがある」前向きな行動です。

この記事では、生前整理でやるべきことを「物」「お金」「手続き」の3つに分けて解説。
後半にはチェックリストもご用意していますので、ぜひご活用ください。

生前整理とは？簡単なおさらい

生前整理とは、自分が元気なうちに身の回りの物や財産、情報を整理すること。
目的は以下のようなものがあります：

家族に迷惑をかけないようにするため

自分の意思を伝えやすくするため

万が一に備え、後悔のない準備をするため

遺品整理や終活の一部としても注目されています。

1. 【物】の整理でやること

◆ 不要なものを処分する

衣類・食器・書籍・雑貨など、使っていないものは思い切って手放す

想い出の品は写真に残すなどして「記録整理」もおすすめ

◆ 家具・家電の見直し

高齢者にとって危険な家具（転倒・つまずきやすいもの）を優先的に処分

動かなくなった家電はリサイクルや回収を

◆ アルバム・手紙・記録類の仕分け

残したいもの／処分して良いものを分けておく

親族に渡したいものがあればラベリングしておく

2. 【お金】の整理でやること

◆ 通帳・口座の整理

使っていない口座の解約

どこにいくらあるか一覧にしておく（通帳コピーでもOK）

◆ 借金やローンの確認

返済中のローンやカード情報をリストアップ

家族が知らない借金があると、相続トラブルの原因に

◆ 保険・年金・金融資産のリスト作成

生命保険や医療保険の契約書の保管場所

株式・投資信託・仮想通貨なども一覧化する

3. 【手続き・情報】の整理でやること

◆ エンディングノートの作成

・医療・介護の希望（延命治療、介護施設など）

・葬儀の希望（形式、誰を呼んでほしいか）

・財産の分配・相続についての考え

※遺言書ほど法的効力はありませんが、家族の負担軽減に大きな効果があります。

◆ パスワード・デジタル情報の整理

スマホ・SNS・ネットバンクなどのログイン情報

メールやクラウドの中にある写真・文書の管理

◆ 遺言書の検討

公正証書遺言など、必要に応じて弁護士や司法書士と相談

相続トラブルを防ぐなら早めに準備を

【保存版】生前整理チェックリスト

印刷してご家族と一緒に話し合うツールとしてもご活用ください。

おわりに｜生前整理は「家族への思いやり」

生前整理は「自分のため」でありながら「家族のため」にもなる、大切な準備です。
無理せず、できるところから少しずつ始めていきましょう。

当社では、生前整理・遺品整理のご相談も随時承っております。
初回無料相談もございますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。